腐女子な管理人による徒然ブログ。
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今日(正確には昨日か)のガ○ダムはホント神回でした! さじとるいすが本当に切なくて、せつなも主人公らしくて最高に良かった…!! って、内容を思い出していたら、さじとるいすをスザクとルル♀でやったら最高に萌えるんじゃないかとか思ってしまった自分がいた…orz でも萌える…
↓ガン○ムねたばれになるので伏せます。見たい方はドラッグしてくださいませ!
「ルルーシュ!」
「スザク、どうしたんだ」
「ルルーシュがケガしたって聞いて…ごめん、来るのが遅くなって」
「学校ある日じゃないか。サボっていいのか?」
「いいの。でも、よかった…本当に良かった」
持っていた鞄の中から小さな小箱を取り出すスザク。
「あのさ…ルルーシュ、これ…」
「指輪…?」
「前にルルーシュ、欲しそうに見てたから。試験休み中バイト入れまくったんだよ」
「…きれい」
「でさ、その…僕も……あの、ルルーシュのこと」
「すまない、スザク」
「え?」
「嬉しいんだ。けど、もうはめられない…」
カーディガンの下に隠れて左腕をルルーシュはそっと持ち上げる。そこにはあるべき手が無くなっていた。
「はめられないんだ…ッ」
微妙に本家と違うけど、そこはご愛嬌で(笑) しかしホント萌えます…!
そんなこんなで続きから23話へどうぞ!
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「ルルーシュ!」
「スザク、どうしたんだ」
「ルルーシュがケガしたって聞いて…ごめん、来るのが遅くなって」
「学校ある日じゃないか。サボっていいのか?」
「いいの。でも、よかった…本当に良かった」
持っていた鞄の中から小さな小箱を取り出すスザク。
「あのさ…ルルーシュ、これ…」
「指輪…?」
「前にルルーシュ、欲しそうに見てたから。試験休み中バイト入れまくったんだよ」
「…きれい」
「でさ、その…僕も……あの、ルルーシュのこと」
「すまない、スザク」
「え?」
「嬉しいんだ。けど、もうはめられない…」
カーディガンの下に隠れて左腕をルルーシュはそっと持ち上げる。そこにはあるべき手が無くなっていた。
「はめられないんだ…ッ」
微妙に本家と違うけど、そこはご愛嬌で(笑) しかしホント萌えます…!
そんなこんなで続きから23話へどうぞ!
Burn My World 23
あれから何日も寝ずにルルーシュの病室から離れないスザクを心配した団員達が無理やりスザクをベッドに寝かしつけた。スザクは大丈夫だと最初は抵抗したが、身体は相当疲労していたようで、ベッドに寝かしつけられるとスザクの意識はすぐに途切れた。
スザクがはっと目を覚ますと時刻は夕方になっていた。どうやら半日ほど眠ってしまっていたようだった。いてもたってもいられずスザクはルルーシュの病室に向かう。
「藤堂隊長…!」
病室から藤堂がちょうど出て来たのを確認したスザクは、自分が離れた後ルルーシュの容態に変化がないか尋ねようとして声を掛けるが、藤堂に続いて思わぬ人物が出てきてスザクは言葉を詰まらせる。
「おや、君は確かロイドのところの…」
「はっ、ランスロットのデヴァイサー、枢木スザク准尉であります」
第二皇子にしてブリタニアの若き宰相、シュナイゼル・エル・ブリタニアを前にしてスザクは膝を折り、頭を垂れた。
「枢木准尉、楽にしてくれ。今日の私は弟の見舞いにきたただの兄だ」
その言葉にスザクは面を上げ、シュナイゼルをじっと見つける。彼の表情に嘘やルルーシュに対する悪意は見受けられない。上手く隠しているという可能性も捨てきれないが、この場は少し警戒を解いても大丈夫そうだとスザクは判断する。
「シュナイゼル宰相閣下」
「なんだい?」
「先程のお話、ですが…」
「ああ、そうだね。言ったとおり2ヶ月が限界だろう。それまでに回復しなければ、もう私には庇いきれない」
「それだけでも充分です」
藤堂がシュナイゼルに向かって頭を下げた。何の話だかスザクにはまったく見当がつかないがルルーシュの話であることだけはわかった。
「私はあの子の才能を評価しているからね。ここで潰れるのは惜しいと思っているよ。吉報を、期待している」
そう言ってシュナイゼルは待機していた護衛を従え、病棟を後にした。完全にその姿が見えなくなってからスザクは藤堂に向かい直す。
「…いったい、何のお話だったんですか?」
「紅月から聞いただろうがこのままでは黒の騎士団の解散は時間の問題だった。一刻の猶予もない状況だったが、シュナイゼル宰相閣下が2ヶ月間の猶予を作ってくださった」
2ヶ月、長いようで短い期間。それでも微かな希望に繋がる。シュナイゼルがどうして協力してくれたか、もしかしたらそこには裏があるかもしれないが、そのチャンスを逃す選択肢はなかった。
「本国では情報が筒抜け過ぎる。我々はエリア11に移動し、殿下の療養に集中したいと考えている」
「政庁で…ですか?」
「いや、政庁では本国と大差がなかろう。どこか適当な保養地がないか今、ディートハルトが模索している」
「あの、それなら…」
エリア11――旧日本は四季という独特の気候のある国だ。今、エリア11は本格的な夏を迎えようとしていた。容赦なく差し込む夏の陽射し、蒸し返るような土と水と木々の匂い、生命力溢れる蝉の鳴声。それらはブリタニアにはないものだった。
トウキョウ租界から遠く離れた山と森に囲まれた場所、そこに寂れた神社がある。枢木神社――スザクの実家だ。ルルーシュ達は療養の為ここへやってきた。
「掃除する人がいないんで、汚れているとは思うんですけど、造りはしっかりしているんで掃除だけすれば問題ないと思います」
「民家から離れているから人目に付くこともなさそうですね」
「掃除を手分けして終わらせたら、護衛の配置について再確認するぞ」
テキパキと皆が動き始める。そんな中、ルルーシュは縁側に腰掛けてぼんやりと外を眺めていた。スザクはそっとルルーシュに近付く。
「日本の夏はどうですか? 本国と違って湿度がすごい高いんですよ」
そう言いながらスザクはルルーシュにペットボトルを手渡す。ひやりとしたその感覚が気持ちいいのかルルーシュはそれをそっと頬に押し当てた。
「水分をこまめにとって、あとは日中長時間直射日光に当たるのはダメですよ!」
いいですか、スザクがそう重ねて言えば、ルルーシュは妙に幼い仕草でこくんと頷いた。そんなルルーシュの姿にスザクは、この人を守らなくてはという思いがいっそう高まっていくのを感じた。
目覚めてからのルルーシュは何処か自ら生きようとするのを拒絶しているようだった。流されて、そうして死が訪れればいい、そんなことを考えているのかもしれない。それをルルーシュに尋ねたわけではないが、過去同じように積極的に生きようとしなかったスザクだからこそ、ルルーシュの死を羨望する気持ちが痛いほど伝わってくるのだった。
(僕も確かにそう思っていた。確かに死んだほうが楽になれるのかもしれない。けど、それでも僕はこの人に生きて欲しい…!)
ルルーシュの生きようとする思いを取り戻すべく、2ヶ月という限られた時間の中で、スザクの戦いが始まった。
(もう一度笑ってください。生きることを諦めないで下さい、殿下)
******
B.M.W.ではゲンブ氏はただの神主さんでした。天皇家所縁の歴史ある神社ですが、ゲンブ氏が亡くなってからは管理する者がおらず、寂れていったという設定です。
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>シュナ様…ちょっと気になりますね!
この人はどうなるのか……私もまだわかりません(オイ)
>でも、ルルーシュもこれで少しはゆっくり療養できるかな?
しばらく入れる予定のなかったほのぼののターンになりそうです。スザクの頑張りに期待、ですね!
この人はどうなるのか……私もまだわかりません(オイ)
>でも、ルルーシュもこれで少しはゆっくり療養できるかな?
しばらく入れる予定のなかったほのぼののターンになりそうです。スザクの頑張りに期待、ですね!