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腐女子な管理人による徒然ブログ。
2024/11
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 ご無沙汰しております…;
 原稿が進みません/(^p^)\やばいやばいやばい。気がつけば9月…orz


 原稿しなくちゃいけないんですが、うっかりネタを思いついたので下にSSとしてうpしまーす!
 レ〇アースパロですが、あくまでパロですので、細かな設定はちょこちょこ違います。そのへんご了承くださいませ















 目を焼いてしまうのではないか、そう思うほどに強い光が一瞬にして視界を埋め尽くす。
 その眩しさにその場にいた誰もが目を逸らすが、彼はそうしなかった。いや、出来なかった。

 ――お願いします

 光の中に一人の少女がいた。少女は涙を浮かべながら必死にお願いします、と繰り返している。

 ――お願いします、どうか、ああ、どうか、ブリタニアを救ってください

 少女の言うブリタニアとは、救うとは、一体なんなのか。思わず少女にそう問いそうになったその時、先程よりも強い光が彼らを襲う。今度は目を開けていることすら出来なかった。



  *  *  *



 瞼越しにでも感じるほどの強い光が収まったと思ったら、ふわり、と体を包む浮遊感。そして、気がつけば体が宙に放り出されていた。止まっていたときが動き出したように重力に従い体は地面に向かって落下し始める。
「うわぁぁぁあああ!」
「きゃあぁぁぁああああ!」
 そのまま地面に叩きつけられる、と死を覚悟したその瞬間、クッションのような何かが彼を受け止めた。
「いたたたた…」
「何、助かったの? え、な、なによ、これ!?」
 打ち付けた体を擦っていると隣から慌しい声が聞こえ、ようやく彼はこの不可思議な体験をしているのが自分一人でないことに気が付いた。同じくらいの年の頃、燃えるような赤い髪、意志の強そうな空色の瞳の少女は混乱のあまり彼の存在に気がついていないようだった。
「いったい、何がどうなってんのよー!!」
「えーっと、君、ちょっと落ち着いて」
「こんな状況で落ち着けるもんですか! 周り見てみなさいよ!」
 怒鳴り返すように少女に彼は改めて周りを見渡した。
 どこまで続くような青い空、遠くの空に浮かぶ島々、地面いっぱいに広がる自然豊かな大地。どう見ても先程まで彼がいた東京ではないことは確かだ。
 そして今彼らを乗せているものは、大きな空飛ぶ飛魚(のようなもの)だった。これでは東京うんぬんではなく、地球でもない。
「…某人気テーマパークもびっくりだね」
「何、のんきなこと言ってんのよ! アンタって、…きゃあ!」
 目的地に着いたのか飛魚は彼と彼女を切り立った崖に彼らを下ろした。下ろすと言うよりは放り出したと言うほうが正しいのかもしれない。
「えーっと、とりあえず自己紹介しようか?」
「どうしてそうなんのよ!?」
「君も東京にいたんだよね? こっちにいるのは僕ら2人だし、こうなったら協力し合うしかないでしょ。だから自己紹介。僕は枢木スザク。君は?」
「…紅月カレンよ」
 自己紹介は済ましたものの、これからどうしたら東京に帰れるのか。そもそもここはどこなのか。まったく見当も付かない2人は途方に暮れる。
「もー…どうやったら帰れるのよ! お兄ちゃんとの待ち合わせに遅れちゃうじゃない!」

「おまえ達は帰れない」

 奥の茂みから凛とした声が響く。そちらに顔を向ければ茂みの中から一人の少年が現れた。年の頃は14、5歳といったぐらいだろうか。艶やかな黒髪に白い肌、全てを見通すようなアメジストの瞳。それだけでも充分に人目を引く少年だが、更に目を引くのはその奇抜な格好だ。ゲームに出てきそうな黒のローブ(しかも大きい過ぎるようでずるずると裾を引きずっている)、額にはサークレット、手には杖を持っていた。
「おまえ達は帰れない、異世界の騎士よ」
 少年らしからぬ硬い口調で淡々と帰れないと繰り返した。
「ちょ、どうゆうことよ?!」
「おまえ達は選ばれたのだ。このブリタニアを救う為に我らが姫、ナナリー姫によって」
 スザクの脳裏にあの光の中にいた少女の姿が浮かぶ。もしかして、あの少女が少年の言うナナリー姫なのだろうか。
「…こんな子供が騎士とは信じがたいが、選ばれここにこうしている以上これは決定事項だ。おまえ達は救世の騎士としてこのブリタニアを救わなくては、元の世界に帰ることは出来ないのだ」
「子供って、アンタの方がどう見ても年下じゃない! しかも、この世界を救え? 自分達の世界のことなら、自分達でどうにかしなさいよ! 関係のない私たちを巻き込まないで!」
「ここにいる時点でおまえ達は既に関係してるんだ」
「勝手なことばかり…!」
 憤ったカレンが少年ににじり寄ったその時、少年が現れた茂みから化け物が飛び出してきた!
「カレン!」
「え、ば、化け物…!」
 カレンは咄嗟に身を翻しその場を離れるが、少年は身動き一つせずその場に止まっていた。化け物の鋭い爪が少年に迫る!
「危ないッ!」
「――雷よ」
 少年が杖を掲げてそう呟いたその時、雲の間を縫うようにして雷がまるで槍のように化け物を貫いた。断末魔の悲鳴を上げながら化け物は塵と化した。
「す、すごい…」
 少年は愁いを帯びた瞳で空をじっと見つめ、悔しそうに呟いた。
「昔のブリタニアはそれは美しい大地だった。人々と聖霊が共に暮らす穏やかな大地だった。…けれど、神官であった男、シュナイゼルがナナリー姫を幽閉した為、この世界は化け物の温床と変わり果てた。このままではブリタニアは滅びる。そうなるまえにシュナイゼルを倒し、ナナリー姫を救い出さなくてならないのだ」
 正直自分の想像をはるかに超える話を、理解しきれたわけじゃない。けれど、少年のその話を信じてもいいと直感がそう告げていた。
「――わかった。協力するよ」
「ちょっと! 何考えてんのよ!?」
「だって、このままここにいてもどうにもならないじゃないか。だったら、この子に協力したほうが元の世界に帰れる可能性があると思う」
 それとも何か考えでもある? そう聞けば当てもないカレンは返す言葉もなかった。
「…わかったわよ! 協力するわよ!」
「ありがとう。そうだ、僕はスザク、こっちはカレン。君は?」
 協力するといったスザク達の言葉に安堵したのか、少年は薄っすらと笑みを浮かべる。そのやわらかな笑みにスザクは笑ってるほうがいいな、と心の中で呟く。

「俺は導師、ルルーシュ。スザク、カレン、ブリタニアをどうか頼む」







 *******

 みたいな感じです!
 細かな設定は違うけど最初の流れはレイ〇ースとほとんど一緒です。東京から来るの原作では3人ですが、こちらではスザクとカレンの2人です。思いつかなかったんで; 2人の武器は対の日本刀とかいいなぁ、と思っています。魔神はもちろんランスロットと紅蓮で!(合体はしないよ!笑)
 ルルーシュ=クレアなのでローブの色は白なんですが、やっぱりルルーシュだし黒で! その代わりシュナイゼルが白だし、ありだよね!

 いつか連載に出来たらいいなぁ、と思います(いつになるやら;)
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