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腐女子な管理人による徒然ブログ。
2024/11
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 というわけで今回は番外編的なお話をお送りいたします!
 今日うちの妹が解散したバンドの麺が新盤組むという情報を見つけて嬉しさのあまり号泣してました。その後妹と話をしていたんですが、自分もルルが幸せになってくれたら嬉しくて泣くかもしれないと思いました。対象が2次元なのがアイタタなかんじですが、自分にとってそのくらいルルって特別なんだなと実感しました。…まあ、つまり2期では幸せになってくれってことです(何)


 では続きからどうぞ!




Burn My World 12.5




 意識が回復してからすぐに仕事に戻ろうとするルルーシュに対し扇・藤堂・ディートハルトの連名で殿下絶対安静令が発令され、スザクはルルーシュがちゃんと大人しくしているかを確認する(と、いうよりも監視する)役割を命じられたのであった。
「暇だ」
「そうですねぇ」
 ルルーシュの呟きを右から左に流しながら、スザクはするすると器用に林檎の皮を剥いていく。一口大に剥いた林檎を乗せた皿をルルーシュに差し出せば、ルルーシュはぷいと子供染みた動作で顔を横に背けた。
「食べて欲しかったらウサギにしろ」
「えぇ! 皮剥く前に言ってくださいよ!」
「ふん」
 そう言って暇つぶしにと与えられた本に目を落とすルルーシュ。スザクは仕方なく剥いた林檎を食べ始めた。
「殿下ってなんか…」
「なんだ」
「結構子供ですよね?」
 スザクのその言葉にルルーシュは固まった。もしこの部屋に2人以外の人がいたのならば、スザクに物申すだろう。それは思っても言ってはいけないことだと。
 スザクは気が付かない、ルルーシュだけが一方的に気まずい沈黙が流れようとしたその時、部屋の扉が勢い良く開いた。
「はぁい! ルルちゃん、元気?」
 明るい声と共に部屋に入ってきたのは、金髪の女性。シンプルだが素材の良いワンピースタイプのドレスを身に纏っている彼女は何処かの貴族の娘だろうか、とスザクは考える。きょとんとしているスザクとは対照的にルルーシュは額に手を当てて大きな溜息を落とす。
「…何の用だ、ミレイ」
「あらら、せっかく可愛らしい婚約者が見舞いに来たっていうのにその態度はどうなのかしら?」
「こ、こ、婚約者!?
 婚約者、その単語に過剰反応してしまったスザク向かって、ミレイはにっこりと笑みを浮かべる。
「ルルーシュ殿下の婚約者のミレイ・アッシュフォードよ。君は噂の枢木スザク君?」
「え、あ、はい。そうです」
「やっぱり! ナナちゃんからいろいろ聞いてるわ!」
 よろしくね、と明るく言われてしまうとスザクは頷くしかない。黒の騎士団は差別と無縁の生活をしているスザクだが、本来ブリタニアでは差別は国是である。特に皇族の婚約者となれるほどの身分ある貴族の娘ではナンバーズに対する嫌悪があってもおかしくないはずなのだが、それはさすがルルーシュの婚約者というべきなのかそういう様子は一切見られない。
(…あれ、なんか胸がむかむかする?)
 自分で思った婚約者という単語に付属してもやもやとした思いが湧き上がる。これがなんなのかスザクにはわからず、内心首を傾げる。
「で、何の用だ」
「やぁねぇ、ホントに見舞いよ? ナナちゃんが自分には大丈夫としかお兄様は言わないから見てきて欲しいって頼まれたっていうのもあるけどね」
「ナナリーが…?」
「無茶するのもいいけど、ナナちゃんに心配かけたら本末転倒じゃないの」
「……気をつける」
 いつも毅然と指示を出すルルーシュがまるで頭が上がらないその様子はすごく新鮮でスザクは目を丸くした。その会話のやり取りにはスザクの知らない月日の積み重ねが感じられてスザクは再び胸に込み上げるもやもやとした気持ちに小さく唸る。
「スザク、どうかしたか?」
「あ、いえ、なんでもないです」
 2人のやり取りを温かいまなざしで見守りながら、ミレイは手に持っていた見舞いの品である花束を花瓶に活けた。
「まあ、元気そうで良かったわ。ナナちゃんには仕事のし過ぎを心配した騎士団のみんなに無理矢理休まされてるだけだって言っといてあげる」
「助かる」
「貸しにしとくわ、ルルちゃん」
 じゃあね、そう言いミレイは部屋を後にする。
「スザク、悪いが俺の代わりに下まで見送ってくれないか」
「わかりました」
 ルルーシュに頼まれ廊下に出るとミレイの後姿が見える。スザクはその背中に追いつくように走った。
「あの!」
「あら、どうかした?」
「殿下が、ご自分の代わりにお見送りするようにと」
「まあ。わざわざごめんね」
「いえ」
 ちょうど降りてきたエレベーターに乗り込むと、ミレイは楽しそうに口元に笑みを浮かべながらスザクに話しかけた。
「スザク君、私とルルちゃんは確かに婚約者だけど、スザク君の考えてるような関係じゃないわ」
「え?」
「ルルちゃんは他の貴族の子に結婚迫られるのがめんどくさいから婚約を解消しないだけ。私はそれがルルちゃんの為になるならって解消しないことに同意しただけ」
 突然の言葉を理解しきれずにスザクは戸惑った声を上げるしかできない。
「私ホントは騎士になりたかったの。…でも、アッシュフォードとしてルルちゃんを助けられるのは私だけだから、私は私のやり方を貫くわ。だからスザク君、ルルちゃんを助けてあげてね」
「はい、勿論!」
 迷わずにそう返事をしたスザクに、ミレイは満足そうに頷く。
「…で、安心した?」
「え?」
「私が婚約者って聞いたとき、もやもやっとしなかった?」
「し、しました、けど…」
「……もしかして、気が付いてないの?」
「な、何ですか…?」
 それは嫉妬だと、スザクがルルーシュを想うからこその感情だと旗から見たミレイにはすぐわかるのに、本人に自覚はないようだ。教えるべきかと一瞬考えたミレイだったが、すぐに何かを思いついたように含みのある笑みを浮かべた。
「いやー、これもまたよし! 青春を謳歌せよ、青少年!」








 ******

 ミレイさんがだいすきです! 自分の萌に従い婚約者設定にしてしまいました!
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Name :
Comment :
 
01/08 ここな
うさぎりんごがいいなんて、可愛いーーーvvv
やっぱりルルーシュは可愛いですvv
ルルちゃん!ここなはうさぎだけじゃなくてチューリップりんごも出来るよ!?!?(笑)

「殿下絶対安静令」も面白かったですー♪♪
ルルーシュはやっぱりみんなから愛されているんですよねvv
特にディートハルトなんて、凄く神経質に休ませそう!(笑)

私も、ミレイさん大好きです!!
登場してくれて嬉しいですvv
私、ロイドさんとミレイさんのコンビも好きだったりします(笑)
>うさぎりんごがいいなんて~
 ウサギりんごはルルなりの甘えだと。きっと他の人にだったら言わないと思います! って、チューリップすげぇぇぇぇぇ(笑)
>「殿下絶対安静令」も面白かった~
 ディートは変質的な感じに、扇と藤堂はお父さん的な感じに心配しております。ルルは愛されてなんぼだー!!
>私も、ミレイさん大好きです!!
 わーい、同志が増えたー! ミレイさんはチャンスがあったらロイドと絡ませてみたいですね!
01/16
01/08 莉沙
うはールル様可愛すぎですっウサギリンゴをご希望ですか~
2人の雰囲気がほのぼのしてて、顔がにやけてしまいます
そしてなんとスザクが嫉妬…とは、自覚なしとは言え大前進!?
ミレイさんのおかげでちょっと楽しい展開に(≧m≦)
結局自覚なしなスザクと天然っぽいルル様なので…
これからどう進んでいくのか…ドキドキものです///…もっとモヤモヤしてください(笑)

しかも…ここでミレイさん登場♪
私的にも萌えな婚約者設定とは嬉しい限りです~ヾ(≧∇≦)〃
皇子なのにミレイさんに頭の上がらないルル様も、そんな2人の関係も良いカンジでv
皇子でもルルちゃん呼びなトコも好きですっ

「婚約者」ももちろん、騎士ミレイさんもすごく良いですよね!カッコイイ!
ルル様を大事に想ってくれてるだけで幸せだなぁ なんて//
割り切った関係の婚約者なのは淋しいですが…スザルルとしては、そうじゃないと困るんですよねぇヾ(><*)

2期ではホントルル様があまり辛い目に合わないといいですが。。
でも棗さまの作品の中で…ルル様が幸せになっていくのを見れること、私は幸せ感じますよv
ルル様が幸せそうだと、顔がにやけてしまうし、
悲しい展開だとマジ泣きだったり
Eternal trinityの頃から…一喜一憂踊らされっぱなしです!
それが楽しいのですがv
いつもありがとうございます
>うはールル様可愛すぎです~
 ルルのうさりんご発言が人気の模様です(笑)
>そしてなんとスザクが嫉妬~
 確実に恋はしているのですが、自覚に至りません。B.M.W.の2人はどっちもにぶにぶのおーにぶなので、自覚には時間が掛かるかも? 悩んで悩んで自覚すればいいと思います!
>しかも…ここでミレイさん登場♪
 前に莉沙さまもお好きだといってくださったので、ある意味莉沙さまに捧げる婚約者設定です! ルルは偉くても特定の女性には頭が上がらないイメージがあります。何ででしょうか…?
>割り切った関係の婚約者なのは~
 スザルル的に困っちゃいますよね; 割り切った関係といえど2人の間には親愛と信頼があると思います!
>でも棗さまの作品の中で…ルル様が~
 ありがとうございます! B.M.W.はこれから辛い展開になる予定なんで心苦しいですが、最後にはハッピーエンド目指して頑張ります!!
01/16


material by アルフェッカ

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